男性機能の低下の原因となる、男性更年期障害に悩む働き盛りの男性が増えています。社会生活や家庭生活に支障をきたす状態にある方は専門医の受診をお薦めします。この記事では食事の面から男性更年期障害を改善出来るとされる献立を調べてお知らせします。
男性更年期障害とは
更年期障害とは、一般的には女性が閉経した際にホルモンの変化によって起こる様々なお悩みや症状のことをいいます。 しかし、更年期障害は女性のみならず、男性にも起こりうることがあるのです。それを男性更年期障害(LOH症候群)といいます。
男性更年期障害の主な症状は、『精神症状』では、健康感の減少・不安・イライラ・うつ・不眠・集中力の低下・記憶力の低下・静浴の減少、等。『身体症状』では、筋力低下、筋肉痛・疲労感・ほてり、発汗・頭痛、めまい、耳鳴り・性機能低下・頻尿・朝立ちの消失、等。
男性更年期障害を食事で改善するには
男性ホルモンの分泌を促す食材や成分
『玉ねぎ』
玉ねぎには含硫アミノ酸という物質が含まれており、男性ホルモンの分泌が促進するといわれています。
効果的な摂り方は、切ったらすぐに食べるか短い時間で加熱することをお薦めします。
『ネバネバ系食材』
納豆、オクラ、山芋になめこなど、ねばねば系の食材は男性ホルモンと似た働きがあるといわれています。
『亜鉛』
亜鉛は男性ホルモンの分泌を促す働きがあり、亜鉛不足は血中のテストステロンの濃度が減少して必要な精子の量も減るといわれています。
亜鉛は、わかめや大豆、レバーや牡蠣、うなぎに多く含まれています。
男性ホルモンの分泌を促すレシピ
【アボカド卵納豆】アボカド・卵・納豆を混ぜた居酒屋さんなどでもよく見るメニュー。タンパク質とともに摂取することでテストステロン増強作用が期待できるアボカドは和食にもよく合います。男性ホルモンと似た作用を持つネバネバ食品の代表格、納豆とともに食べれば効果倍増です。良質なタンパク質を含む卵を加えるだけで、簡単に最強メニューが完成します。お好みでキムチを加えても良いですね。
【納豆入り豚キムチ炒め】フライパンを熱して、ごま油を入れ、納豆が糸を引かなくなるまで炒め、納豆がポロポロになってきたら豚肉を加え炒める。そこへ、キムチと醤油を入れ、さっと炒める。
【「玉ネギ」たっぷりハンバーグ】東海大学の西村弘行氏のグループが「玉ネギ」に含まれる含硫化合物が男性ホルモン“テストステロン”値を上げることを発見しました。“たんぱく質”たっぷりの肉との併せ技で、まさに理想的なメニューに。
【鰹のたたき】魚類の中では最速、寝ているときも速度は落としていても泳いでいる(!)という、タフな魚です。昔から滋養強壮に役立つ食べ物と言われていますが、実際にカツオに含まれる栄養素や成分は男性に良いものが多くてぴったり!良質のたんぱく質はもとより、血合いにはビタミンB1やB6、B12、ナイアシンなどのB群、鉄分などのミネラル類を多く含んでいます。
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