奈良カエデの郷ひららの概要
「奈良カエデの郷ひらら」は、奈良県宇陀市の旧宇太小学校跡地で「NPO法人 宇陀カエデの郷づくり」が運営する、世界のカエデコレクション、約1,200品種、総数約3,000本が植栽されている「カエデ公園」と木造校舎をそのまま生かしたカフェ、図書室、が有ります。
この木造校舎は70年続いた小学校が廃校となり、その役目を終えた後、取り壊し計画が持ち上がりましたが、地域の人達の熱い思いから、菟田野町(現、宇陀市)時代に寄贈されたカエデコレクションと共に、「NPO法人 宇陀カエデの郷づくり」が宇陀市より譲渡を受け、木造校舎の雰囲気をそのまま残して一部リニューアルし、2013年に「奈良カエデの郷ひらら」としてオープンしました。
「ひらら」はモミジのような赤ちゃんの手のひらと、葉が風にひらひら舞う様子を合わせて名付けられました。
住所は:〒633-2226 奈良県宇陀市菟田野古市場135-2 ☎︎0745-84-2888
営業時間は:営業時間 09:00~17:00
休園日は:月曜日(祝日の場合は火曜日)
Cafeカエデのお薦めランチは
「Cafeカエデ」は、小学校の家庭科室を当時の雰囲気を残しつつ、お洒落なカフェにリノベーションされています。木造校舎を経験している年配の方にはそれぞれの子供時代に想いを馳せる、ノスタルジックな空間ですし、若い、木造校舎をTVや映画でしか見た事のない世代の方にはコンクリートの校舎には無い歴史と木の持つ温もりを感じ取る事が出来るでしょう。気のせいかも知れませんが、木の床に塗られた油(ワックスでしょうか)の香りがするような気がしました。大変懐かしい香りです。
そんなカフェ空間では美味しいランチやスイーツが頂けます。
ランチのメニューは
- 唐揚げ定食:850円
- 海老フライ定食:900円
- 豚の生姜焼き定食:900円
- 焼肉定食:1,000円
- 手作りハンバーグ定食:1,000円
- ミックスフライ定食:900円
- 釜飯セット:1,200
- 野菜カレー:800円
- カレーうどん:700円
- 焼き肉丼:800円
- 親子丼:650円
- 木の葉丼:600円
と、豊富ですが、何と言っても強くお薦めするのは「給食ランチ:1,200円」です。
毎月第1日曜限定ではありますが、懐かしい給食の食器に盛り付けられたコッペパン、給食風のおかずにビンの牛乳。これはもう頂か無い選択肢は無いですね。老若男女、共通する感想は、「給食はこんなに豪華じゃ無かった!」ですが、年配の方からは「ワシの頃は脱脂粉乳がどうのこうの」と昔話が尽きません。噂では、コッペパンが揚げパンの時があったそうです。
懐かしい校舎と相まって、「あの頃」の良き時代にタイムスリップしたかの様です。
ドリンクメニューは
- みくまりコーヒー:700円
- レギュラーコーヒー:430円
- メロンクリームソーダ:500円
- ミックスジュース:500円 等
お薦めは、宇太水分(みくまり)神社の御神水を使った「みくまりコーヒー」です。宇太水分神社は宇陀郡の総鎮守で水の配分を司る神を祀り、葛城水分神社、吉野水分神社、都祁水分神社をあわせた、大和の式内社の水分神社4社のひとつです。御利益が有るかは分かりませんが?
宇太水分神社は鎌倉時代に建てられた朱色の本殿(国宝)がすごく綺麗な神社ですので、一度足を運んでみてはどうでしょう。
デザートメニューは
- 手づくりひららパンケーキセット(コーヒーor紅茶):850円
- 手づくりひららパンケーキ(単品):500円
- 和風パフェ:400円
- ミニパフェ:400円
- わらび餅:280円
デザートメニューのお薦めは、「手づくりひららパンケーキセット」です。分厚いパンケーキの表面には、かわいらしいカエデの形が粉砂糖で抜かれていて、映える事間違いなしです。SNSに写真が沢山UPされています。実を言うと、私がこのカフェに行こうと思ったきっかけが、近くのカフェを検索している時に偶然、カエデの形の飾りの有るパンケーキの写真を見つけて興味を持ったからです。私も写真を撮って早速SNSにUPしました。その写真を見て、また、この記事を読んで行きたくなってくれればとおもいます。
奈良カエデの郷ひららのその他の楽しみは
カフェと併設している、お土産コーナーには、地元物品や手作り商品、地元朝野菜の販売が行われています。地元の作家さんの手作りのクラフトは見ているだけでも楽しいです。もちろん、お気にいりを見つけたら買い求めると良いでしょう。
その他に、図書館やギャラリーが有り、アーティストや趣味の作家の絵画、陶器、写真の個展が開催されます。
空いている校舎の教室や講堂、体育館などは一定の条件の下、一般に貸し出しがされていて、研修やイベントに利用されています。また、映画やドラマの撮影地に、最近では、コスプレの撮影会にも利用されているそうです。興味のある方は問い合わせて見てはいかがでしょうか。
校舎以外での見所はなんと言っても「カエデ公園」です。前途の通り、1,200種、3,000本のカエデは、春は4月下旬頃から新芽が吹き出し色彩豊かな色を醸しだし、秋は10月下旬頃より紅葉が11月末頃まで楽しめます。私が訪れた季節は残念ながらカエデは色付いてはいませんでしたが、葉っぱの形の違いなどを見て歩いて楽しみました。今度は是非、紅葉の季節に訪れたいと思っています。映える事間違いなしです。
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